「なんか、おかしくないか?」
「何が」
俺に言わせてもらえば、お前が相変わらずウチのリビングにいること自体が、そもそもおかしな点だ。とつっこみたいのはやまやまだが、今は食うのに忙しい。
「……コレ、うまいな」
「でしょう? とっても甘いトウモロコシだよね。それ、生でも食べられるんだって」
「トウモロコシって生で食えんの?」
「食べれるみたいだよ。全部じゃないみたいだけど、その品種は食べられるんだって」
「へー。……うま」
ゆでたてのトウモロコシなんて食うのは、いつ以来か。
しかも、野球観戦しながらというおまけつき。
我らがロッテ、今年はどうなるよ。
ニュースはもっぱら1番バッターあんど先頭打者ホームランの彼に全部持ってかれてる感じはするけどな。
それでもま、ゆでたてのトウモロコシと、ゆでたての枝豆のセットがあるので、何も文句なんて出るはずもなく。
てか、今年はこの枝豆までも我が家の庭で収穫されたと聞いて素直にびびる。
いつからウチの庭は立派な畑になったんだ。
つーか、土とかいじってなかったよな?
てことは、俺んちの庭ってそこそこいい土だったってことなのか?
いや、よくわかんねーけど。
「……歯に詰まる」
「ふふ。でも、たーくんきれいに食べるよね」
「まあな。食い物に関しては褒められるタチ」
実を残すことなく食べきり、芯だけを皿へ戻すと、空いたグラスへ麦茶を注ぎながら葉月が笑った。
いや、そこは茶じゃなくて黄金色の液体入れるべきだろ。
まぁ、すぐそこで眉寄せてるヤツが飲めないから、ってのはあんだろーけど。
「で? 何がおかしいって?」
「お前、気づかないのか?」
「だから何が」
あー、このちょうどいい塩加減がヤバい。
夕飯がっつり食ったのに、どんだけ食えんだよ。俺。
それこそ、ぷちっとはじけるような食感の枝豆に、ついついもうひとつと手が伸びる。
まあ、祐恭とて同じように手を伸ばしてるから、どうせ大した話しじゃねーんだろーけど。
「前回の更新から、1年経ってないか?」
「…………は?」
「あ」
「……え?」
真剣な顔の祐恭に眉を寄せた瞬間、背後で声が聞こえた。
とはいえ、羽織じゃない。葉月でもない。
残るは――……
お前だぁああぁぁぁ!!!!!(T□T)
というわけで、すみません長々と。
ついつい、トウモロコシ食べてたらこんな話書きたくなっちゃったんだYO!
いやー、夏がきてしまいました。
また夏です。
いつまで経ってもBe allは夏です。おかしいなぁ。なんでだろうなぁ。
早いところ季節変えてあげなきゃいけませんね……。すみませんm(_ _)m
ではでは、長くなりましたがおりたたみは拍手お返事!
おりたたみ